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で、どうしたらいい?

「先日、病院を受診されたと聞きましたが、どうでしたか?」・・・頑固な肩こりと背中の痛みが続いていた会員さんにそう聞いてみました。
「○○整形外科病院で詳しく調べてもらったのですが、特に問題はない、と云われました。」
「それは良かったですね。で、どうしろと云われました?」
「いや、そこまではおっしゃられませんでしたけど、とにかくあまり心配は要らないと聞いて帰りました。」

こういう話は良く聞きます。どうせ腰痛や肩こりの大部分ははっきりした原因がわからないものだということは分かっています。整形外科だけでなく、内科でもその他の科でも、多くの医者は問題があるかないか、クスリや処置の必要があるかないか、というところで診療作業を終わってしまっているように思います。興味がないのかもしれません。あるいは自分ではしているつもりでも患者さんに十分伝わっていないのではないか?と思うことが多くあります。症状があって病院を受診した患者さんが一番ほしいものは、「問題はない」という診断の保証ではなくて、「この症状がよくなるにはどうしたらいいか」という問いの答えです。きちんと分からなくても、次のステップへの助言を、その筋の専門家から話してもらえるのが一番であり、それがあって初めて受診したことに意味が出るのだと思います。

ですから、わたしは健診結果で紹介状が発行されたときには、「もし、『問題ない』と云われたら、必ず、『で、次はどうしたらいいですか?』と聞いてくださいよ。」と念を押すことにしています。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。最近ちょっと疲れ気味のharuchです。医師はご指摘のように診断に固執するあまり、その問題点の解決に興味を示さないことが時々あります。勿論、時間的な制約もありますが。また、整形外科だと解決策は『はい、リハビリ!』のワンパターンに陥りがちですね、トホホ・・・
私のクリニックでは、こうした場合の『行動変容プログラム』と『個別のストレッチ指導』というのを始めました。患者さんには概ね好評ですが、スタッフに多くの時間を必要とし採算性は??です。『で?』というのは、われわれ医療者にとって永遠の課題ですね。

投稿: Haruch | 2010年7月17日 (土) 06時23分

Haruchさん

ご自愛ください。頑張りすぎるな、とは申しませんが。

私は健診の仕事をしていますが、循環器の現場に居た時から心がけてきたことがあります。目の前に居る人が何かに悩んでいたら、それが自分の専門分野であってもなくても「もし自分(または自分の身内)がそのことで悩んだらたぶんこうするだろう」と考えられることをそのまま素直に伝えるようにしてきました。全く見当違いのこともあるかもしれませんが、その時にはそう(自信がないことを)告げながら・・・。

これから、「それだったらharuchさんのクリニックを受診してみたら良いですよ。きっと良いアドバイスをくれると思います。」という進言をすることも多くなると思います。だから、あまり疲れを貯めませんように。

投稿: ジャイ | 2010年7月17日 (土) 21時11分

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