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糖尿病の話題

先日配信された「日経メディカルオンライン」の第70回米国糖尿病学会の話題の中から、目に止まった2題を紹介します。

●低炭水化物食に男性の2型糖尿病リスクを高める可能性
<アメリカ・ハーバード大学Lawrence De Koningら>

糖尿病や心臓疾患のない男性41212人について1986年からアンケートと追跡調査をした結果、「動物性たんぱく質と脂質が多い低炭水化物食、特に大量の赤身肉や加工肉が含まれる食事は、2型糖尿病リスクを増加させる可能性があり、一方、植物性たんぱく質と脂質が多い低炭水化物食は、2型糖尿病リスクに関連しない」との結論です。

結局良く読んでみると、低炭水化物食の問題ではなく、「代償性に増やされたたんぱく質を動物性ではなく植物性で摂った方が良い」という結論のように思えます。・・・わたしには、糖尿病であるにもかかわらず、低炭水化物だからたんぱく質と脂肪を増やさなければならない、という発想そのものがおかしいと思えるのですが。

●2型糖尿病では塩分摂取が少ないほど死亡率が高い
<オーストラリア・メルボルン大学Elif Ekinciら>

多量の食塩摂取は高血圧リスクを高めるが死亡率を高めるとは限らない。2000年から10年近く追跡調査した638人を見てみると、175人が死亡し、うち75人が心血管死だったそうです。これを多変解析したところ、尿中ナトリウム排泄量が多いほど総死亡率を減少させるという結果を得たのです。2型糖尿病に関する限り、食塩摂取量は総死亡率や心血管死亡率と明確な負の相関があり、「すべての糖尿病患者に対して一律に減塩を促すのは避けるべきではないか」と主張しています。

結果は結果として受け入れますが、何か釈然としません。もっとも、平均食塩摂取量がはるかに多い日本人にも、この結果がそのまま通用するものなのかどうか・・・?

たまたま選んだこの2題。なぜか発表者はいずれもきれいなスキンヘッドの先生でした。国も施設も違う2人でしたので、今糖尿病学会ではスキンヘッドが旬?と思ってしまいました。

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