30歳のみなさんへ
毎年、ある団体から節目の健康講話を依頼されます。これまでは40歳と50歳が多かったのですが、今年は、久しぶりに30歳を頼まれました。
30歳というのは、「健康」とか「病気」とかそんなこと自体にほとんど興味を持っていない世代・・・わたしは勝手にそう位置付けたのですが、今どきの30歳はどうなのでしょう?少なくともわたしが30歳のときは、健診の結果など確認した記憶はまったくありません。今より10kg以上太っていましたが、それでも異常など出るはずがないと思っていました。ただし、20代と比べて突然「歳を取った」と実感したのが30歳の春ではありました。
今の30歳が生まれた頃を自分の歴史で考えてみると、彼らが物心ついた時には、すでにコンビニが普通に存在し(さすがにまだ24時間営業は少なかったかもしれませんが)、車にクーラーがついているのは当たり前だったし、家でも普通にクーラーをつけていただろうし、マックやケンチキといったファーストフード店が一気に増えてきたころでした。つまり、この世代の特徴は、持っている「体質」が旧世代のくせに、日頃の「生活」が新世代になっていて、カラダがそのギャップをきちんと消化できず、それがそろそろ現れはじめる年頃なのではないかな、と感じています。
と、そんな切り口で話してみましょうかなと思っています。結局は、メタボのど真ん中ストライク世代!であるこの世代に、「病気の治療ではなく病気にならないカラダ作りを今からしなければ間に合わない宿命にある」ということをわかってもらわなければなりませんが、一体、どう話したらその気になってもらえるかしら?
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