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訃報

学生時代のメーリングリストに、同級生の親御さんの訃報が載る機会が少し増えてきました。そういう歳になってきたということでしょう。でも、それに加えて、まれに本人の訃報が入ってきますと、つい考えてしまいます。

自分が死んだらどうなるだろうか。2年前に亡くなったわたしのいとこがメーリングリストに載らなかったのと同じように、もしかしたらわたしも、中学のメーリングリストにも高校のメーリングリストにも載らないのかもしれないなと思わずにはおれません。出身の街に住んでいるわけでもなく、交友のある同級生は何人かいるものの家族ぐるみのつきあいをしている友人は誰一人いないのですから。妻が同窓会の誰かに連絡をしない限り、きっとずっと知られないままになるのでしょう。まあその時に自分はもう居ないのだから別に困らないのですけれど、でもやっぱりみんなに知ってもらえた方がいいなあ。「消息不明」はイヤやなあ。

そんな話を夫婦でしたことがあります。「職場に連絡をするのと一緒に、中学の同級生のMくんにも連絡しておいてくれないかな」・・・そう妻に頼みましたら、「いつもサッカーを一緒に観にいっているKくんじゃないの?」と聞き返されました。「彼は高校の同級生」。「でもわたしの方が先に逝くわよ、きっと!」と云い返されてそのはなしは終わりました。そういえば、彼女が先に逝ったら、わたしは誰に連絡したらいいのだろうかしら?

今日から旧盆。やはり、どうせなら少しは同級生の思い出話の中に出てこれる死に方がいいと思います。

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