秘密基地
「20世紀少年」がテレビで第三章まで放映されるそうで、先日とりあえず第一章を観ました(映画館の最新版を含めてまとめて全部観たのは1年前でしたか)。
1年前にも書いたとおり、わたしたちも秘密基地を作りました。もう跡形もないけれど、1号基地も2号基地もわたしにとっては完璧なものでした(3号以上はちょっといい加減だったような気がします)。そこはとても気持ちの良い空間で、ともだちとそこに居るだけで心が落ち着きました。たしかわたしもケンヂくんが書いたような「予言の書」の類を書いた気がします。この映画ほど壊滅的なはなしではなく、普通のみなさんが想像するような陳腐な未来像です。高層ビルの間を縫うように高速道路があり、腕時計型のトランシーバーがあり、自動運転する自動車があり、きっと鉄腕アトムやウルトラマンなどの影響をもろに受けてかなり重なり合っていた気もします。でも、その予言の大半は、大なり小なり現実のものとなりました。まるで夢物語と思っていたものが21世紀になったときには普通のものになっていました。これって凄いことだとは思いませんか?
そんなことを「20世紀少年」第一章を観ながらぼんやり考えていましたが、それでは、今の子どもたちは私たちがむかし考えたような現代版「予言の書」を持っているのでしょうか?今の子たちの秘密基地はどこかにやはりあるのでしょうか?「将来に夢も希望もありはしない。将来は破滅の道しかないんだ!」と考えがちなのは、単に周りのおとなたちがそう考え、マスコミがそう扇動しているからに過ぎません。今の世の中でも、子どもたちは本当は彼らなりの将来を予想しているのではないのか?満更でもない楽しい将来を予想している可能性はたぶんにあります。それを世のおとなは打ち消さないで居たいものだと思います。
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