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いらだち(後)

最近、小中学生のお母さん、お父さんが我が子に対してすぐに切れてしまう話を聞きます。「甘やかしたらつけあがるから」「それが躾だから」と云い、自分の思う通りに動かない我が子に苛立ち、虐待を加えたり家から閉め出したり食事を与えなかったり・・・。

「まるでそれと同じじゃないか?」・・・先日、とうとう1時間以上夜中の庭で老犬と闘うことになったとき、そんな天の声が聞こえてきました。イヌであれ子どもであれ、自分の決めたルールに従わない姿に勝手に腹を立て、「負けたくない」という感情が前に立つ時、少なくともその刹那には相手に対する愛情は存在しません。<所有物感覚>が知らない間に自分を支配していることに気付かねばなりません。

ただ、そんな夜中の闘いの中で、もうひとつ強く感じたことは、「孤独感」。すでに世間は静寂となり、あきれた家人もすっかり夢の中。自分だけが、この云うことを聞かないわがまま娘と対峙し、お互いに退くに退けないにらみ合いをしている。「どうして自分だけがこんな苦労をしなければならないの?」と思う。イヌと人間を一緒にして申し訳ないけれど、きっと虐待を繰り返すお母さんの心境も同じようなものなのだろうと思います。結局は、自分を認めてもらいたい・・・当人がまだまだ子どもなのかもしれません。

そう考えると妙に我が老犬が愛おしくなり、目的を済ませていない彼女を呼び入れました。オドオドした動きでわたしの足元をすり抜けていった彼女に対して、ため息をつく私のココロはまだまだ落ち着くことはできません。頑固オヤジです。

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