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死とは闘わない

地元の新聞に連載されている「お~い がんよ」というがん医療の記事に、東京に住む木下義高さんと云う方のブログ「膵臓がんサバイバーへの挑戦」の紹介がありましたので、すぐに覗いてみました。たしかに書かれている内容が厳しくかつ優しく、人生を達観するでもなく悲観するでもない生き方が、ちょっと拾い読みしただけでも伝わってきました。

「がんとは闘うが、死とは闘わない」という方針を貫き、「死と闘って勝った人間は一人としていません。負けると分かっている相手と闘おうとするから悩み、迷い、混乱が生じます」というコメントは確信に満ちています。がんや病気に関するカテゴリー記事は素直に勉強になりますが、わたしは「下手なチェロ好き」「文化・芸術」「趣味」などの記事の方がつい読み耽ってしまいました。この人生の懐の深さが告知3年を超えてなお生き生きとした人生を送っている所以(ゆえん)なのかもしれません。

「がんは、自分の全人格が問われますね。命って何か、人って何か、自分なりにケリをつけるしかないでしょ。僕は、頑張らない、欲張らない、生かされるままに生きることにしています」

「がんと闘うために捧げた人生なんてばかばかしいじゃないですか。そんなのを美談とするようなドラマはつまらん、と思います。人生の目的って、生きることじゃないですよ。幸せを実感することなんですよ」

そんな発言が、妙に心地よく感じました。

なお、「私のオフィシャルWeb」からオンラインアルバムへ進むと、湯布院・阿蘇のきれいな写真があります。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

>「がんとは闘うが、死とは闘わない」

>「がんと闘うために捧げた人生なんてばかばかしいじゃないですか。そんなのを美談とするようなドラマはつまらん、と思います。人生の目的って、生きることじゃないですよ。幸せを実感することなんですよ」

おしゃりたいことはすごく分かりますが、ここのニュアンスを伝える事。難しいですよね。

投稿: しゅー | 2010年9月21日 (火) 21時15分

しゅーさん

書き込みをありがとうございました。
私もそのくだりを読んでドキッとしましたが、きっとこれは当事者だから言える言葉なんじゃないかなと思いました。

投稿: ジャイ | 2010年9月21日 (火) 21時57分

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