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小太りは長生きできる(後)

おそらく人類の歴史の中に超肥満が長く生存した事実はないでしょうから、超肥満状態は種の保存の観点からも<病気>の範疇だと考えます。病的な肥満は減らした方が良い、ということについては異論はなさそうです。

ただ、小太りが長生きだからと云って痩せ型の人が必死で太る努力をするのはナンセンスですし、小太りは長生きできないと云って、何十年も同じ体型のおばさんが突然CRを試みてもメリットはあるのだろうかと考えてしまいます。人種や性別のみでなく、各人各々の持って生まれた体質というものがあって、痩せ型(エネルギー消費型)と小太り型(エネルギー蓄積型)の各々はそれがその人に適している最適の体型があるのではないかしらと思います。それを平均点の統計学に当てはめて、BMI22が理想だとか24が良いとか、あるいは内臓脂肪がどれが良いとか、そんな一点に集中させようとするからムリが出てくる。もしかしたら各々の体質が一律ではないからこそ、人類は生き延びてこれたのではないかとも思います。飽食の時代にはエネルギー消費型が生き延び、飢餓の時代にはエネルギー蓄積型が力を発揮する・・・それは人類にとって最大の優先事項である種の保存のために初めから作られている秩序なのではないかしら、と。

食事や運動に対して高い意識を持ったとき、どんな人でも必ずプラトーになる体重があります。その値が平均点より高くても低くても、それはそれで良いのだと思います。頑張ってもなかなか標準体重になれないと悩む必要はありませんし、食の細い人がムリして食べる意味もありません。そう信じて、生活指導をしています。

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