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小太りは長生きできる(前)

日本抗加齢医学会の学会誌には毎回<誌上ディベート>の企画があります。Vol.6No.2のテーマは「小太りは長生きできるかできないか」。この場合の「小太り」の定義は、BMI25~29.9です。この領域は日本では「I度肥満」ですが欧米では「過体重」と云われているレベルです。ちなみに、わたしもしっかりこの範囲内のカラダ持ちです。

「日本人はちょっと小太りの方が長生きだ」というのは15年以上前から云われている事実ですし、最近はダイエットした方が短命だというデータが欧米でも日本でも認められるようになり、わたしが尊敬する鎌田實先生も「ちょい太でだいじょうぶ」(集英社)と主張してこられました。だから、東海大学の大櫛陽一先生が論じる「小太りは長生きできる」で繰り出されるデータのひとつひとつが納得できて、なるほどと感心して読み続けました。

ところが、次に「小太りは長生きできない」の立場で書かれた慶應義塾大学の新村健先生の理論展開。CR理論はあるものの、これまでなかった「小太り」が長生きできないことを証明する論文が最近発表されたということ、百寿者に小太りが居ないこと、などの説明が始まると、これまた納得してしまいました。

ディベートだからそれでいいのでしょうが、わたしはすぐに権威ある人を信用するタイプのようだから気をつけなきゃいけないな、と思った次第です。そんなことよりも、どっちが正解なの?やせた方がいいの?悪いの?と答を求めている世のメタボお腹の皆さん ・・・まあ、これからも悩んでください。きっとどっちの理論も正解なのだと思いますから。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

 私は「体型」より、「何」を「どのように」「どのくらい食べているか」の方が重要だと思うのですが。

 最近甲田先生の断食療法にはまってます。五年前赤峰さんの講演を聞いてから、一日二食にはしていたのですが、もう一歩すすめて、「食べない」ことにしました(笑)。
 武術の達人は下腹が出た一見メタボ体型が多いです。でもこれは力みが抜けて筋肉が下がってくるのと、下腹に気が充満するからと私は考えております。。
 ちなみに大食で長生きした達人がいる話はあまり聞きません。

 日本人ももう少し「食」について考えてくれれば、医療費が半分くらいになるのにな~、と正直思います。

投稿: コン | 2010年9月 3日 (金) 13時22分

小太りと痩せているだけでは長寿、短命は語れないのかもしれませんね。

投稿: のり | 2010年9月 3日 (金) 19時21分

のりさん

書き込みをありがとうございます。
統計学で個々の人生を括ってはいけないということだと、私も思います。

投稿: ジャイ | 2010年9月 4日 (土) 01時28分

コンさん

食べない人間仲間ですね。
現代社会は、結果としての「体型」をあまりにこだわりすぎている気がします。

投稿: ジャイ | 2010年9月 4日 (土) 01時31分

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