尻切れトンボ(前)
わたしは、多くの本を読み始める割に最後まで読み終えていません。だから”読みかけの本”がたくさんあります。
本には二つの種類があるように思います。伝えたい想いを最後に持ってくるように文章構成しているタイプと、思いの丈をまず最初にはき出してから詳細を展開させるタイプです(その他にもあるのかもしれませんが、たぶんそれは最初から読んでいない)。前者は、書評やあらすじが魅力的、あるいは「はじめに」に含みの多い魅力的な文章が書かれているからこそ読み始めるのであり、途中からその勢いに巻き込まれるようになれば一気に最後まで読み上げられますが、そこにたどり着く前に飽きてしまうことが多くて、「いつになったら本題に入るの?」と痺れを切らし始めると読み進めなくなります。一方後者は、最初のインパクトが強くて強烈な吸引力で引きつけてくれますが、その後の詳細な解説や理論証明が異常にまどろっこしくて、ほぼ半分読んだ時点から端折り始めてしまうのが常。「大体わかりゃいいわ」という感覚になってしまいます。
几帳面で根が真面目と思われている割にこらえ性のないわたしは、こういう尻切れトンボの中途半端なことをする自分が大キライです。
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