異所性脂肪
Medical Tribuneには、日本肥満学会のトピックス記事が2つ掲載されましたので、超抜粋で紹介します。
●太っていない生活習慣病にも運動と食事の注意が有効
日本人は欧米人に比べて太っていないのに生活習慣病患者が多い特徴があります。①非肥満性2型糖尿病者は健常人より異所性脂肪(骨格筋細胞内脂肪)蓄積が2倍多い、②日本人男性は米国白人男性より非肥満の段階から脂肪肝になりやすい、③食事療法は肝脂肪(肝細胞内の脂肪)を25~40%減少させてインスリン感受性を高める、④運動療法は骨格筋細胞内脂肪を20%減少させてインスリン感受性を高める。などの研究成果を、順天堂大学の田村好史先生が話されました。
●膵外分泌機能の回復には運動が必要
肥満ラット研究から、肥満することで低下する膵臓からの消化酵素分泌機能は、食事制限をするだけでは十分回復できず、運動の併用が必須であるという結果を発表したのは和洋女子大の代谷陽子先生でした。
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