喪中はがき
むかしから年賀状とお歳暮のごあいさつを欠かさなかった、昔の職場の先輩ドクターから早々に喪中のはがきが届きました。
ただ、そこにはどなたが亡くなったのか書かれていません。親御さんかな?それともまさか奥さん?夫婦でいろいろと詮索し、結局誰なのかわからないままです。先方は、そんなことに気を回さなくて良いようにという心遣いで書かなかったのだろうけれど、お世話になった方だからこそ返って気になるもの。かと云って、「どなたが亡くなったのですか?」とお電話で問い合わせる筋のものでもないような気もします。順序の違う亡くなり方でないことを祈りつつ、12月に入ったら寒中見舞いでも出そうかと思います。
いつの間にか立冬が過ぎ、年賀状書きのシーズンになろうとしています。慌ただしい日々の中で今年は何通の喪中はがきが届くのでしょうか。同じような無機質な印刷物なのに、毎年書く年賀状よりもはるかに機械的な発送なのに、喪中はがきは形だけの年賀状よりもはるかに鮮明に先方の姿を映します。いつも賑やかで明るい家庭なのに今年は静かで寂しい年の瀬になるのかと懸念したり、あの方が亡くなったのは今年だったかなと感慨に耽ったり、あるいは喪中はがきで初めて訃報を知って驚いたり・・・。
心しておかないと、喪中のために年賀状を出さなかったことで翌年の年賀状リストから消えてしまって、結局そのままになってしまうなどということが往々にしてあります。
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コメント
昔ながらに
喪に服す
ということを
律儀に行っている人は
数少ないと思うのですが
喪中 のはがきはきちっとやってきます
喪中の時に
謹賀新年も憚られますが
便りを送るのは
ちっとも失礼ではないような気がします
喪中はがきを送りながらちっとも喪に服していなかった者より…
投稿: hanamegane | 2010年11月14日 (日) 22時07分
hanameganeさん
出す側は年賀状を出しても問題ないそうですね。
でも、喪中はがきが届いたらやっぱり気を遣って破棄してしまいます。「寒中見舞い」という便りの方法があることを知ったのは、うちの父が亡くなった年でしたかしら。
投稿: ジャイ | 2010年11月15日 (月) 01時05分