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つい

「わかっているんですが、イライラするとついお菓子をボリボリ食べてしまうんですよね~」と云う糖尿病の女性。

「『つい』食べてしまうところに食べ物を置いているからそんなことになるのだから、まずそこから整理しましょう。」などと、まことしやかに助言するわたし。煩悩と闘わなくていいように、初めから買ってこない。『コンビニが我が家の冷蔵庫』よろしく、食べたくなったらコンビニに行けば良いのだから、と割り切って。・・・他人に云うだけでなく、自分自身もかなりマニアックにそれを実践したことのあるわたしは、それがいかにすばらしい成果をもたらすかを、身を持って実証してきました。

でも、「食べる」という欲求は理屈で簡単に抑え込めるほど甘いものではなく、たとえできたとしても、それは往々にして単にストレスを増すだけであったりすることは、皆が実感している事実です。かく云うわたしも、休みの日に家に居ようものなら、パソコンを繰っていても、本を読んでいても、ふと立ち上がって「何かないかな」と独り言を云いながら冷蔵庫と戸棚の間を何度も徘徊するのです。できるだけ休みの日は外に出るようにしているのは、実はそれを免れるためだと云っても過言ではありません。

人間以外の動物にも『つい』はあるのだろうか?と、ふと考えてしまいました。『つい』は、それを「いけないこと」と認識しているから出てくる言葉ですが、冒頭の女性は、自分を責める言葉として使いながら、実はかなり確信犯的にスケープゴートにしている気もします。結局、『つい』は、そう簡単にはその地位を明け渡しはしません。

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