高校演劇
最近、知人のブログで高校演劇の話題が良く出てきます。
わたしは、「高校演劇」というものを観たことがありません。わたしの通っていた高校には演劇部がありませんでしたし、もしあったとしても高校時代には全く興味がなかったので観なかったことだろうと思います。「高校演劇出身の役者は型にはまった演技しかできないから面白みがない」とか、「高校演劇は『芝居』とは別物だ」とか、遠い昔、大学の演劇部に居たころに先輩の誰かがそんなことを云っていたのを思い出しますが、それ自体、意味が良く分かりませんでした。「むしろ高校からやっている人の方が演劇のいろいろを知っているし、さらに若いから伸びしろが大きいのじゃないか?」とか少しは思ったりもしましたが、芝居をかじったことがあるとは云うものの、まあ「あんまり高校演劇の何たるか、なんて考えたこともなかった」と書いた方が正解に近いかもしれません。
でも「高校演劇」ということばはよく使われます。たしかに「大学演劇」とか「社会人演劇」とかいうことばはあまり聞かないので、「高校演劇」には少し特別な意味があるのでしょう。「高校演劇」は教育の一環であり、合唱コンクールや吹奏楽コンクールと同じレベルで高校演劇コンクールがあるのでしょうか。そうなると、普通の芝居が公演という形で世間の皆さんに自分たちを主張するのとは違って、彼らはもしやコンクールで良い成績をおさめることを目標に練習をするのでしょうか?やはり審査員の気に入る芝居をすることが「好し」であり、コツなのでしょうか?ついそんなくだらないことに考えを巡らせながらも、観たことがないものなので意外に何も書けません。・・・そもそも、「高校演劇」とはどんなくくりの世界なのかしら?
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コメント
こんにちは、高校演劇で反応してしまいました。
悪名高い高校演劇を高校のときやっていました(ちなみに部長という名のお世話係でした)
高校演劇は、合唱部と似ています(歌が下手なのにグリークラブにもいました)
私たちの演劇は当時としては前衛的(死語ですね)だったので、演劇コンクールではいつも酷評されました。
その影響で、大学ではきっぱり演劇と縁は切ったのですが、渋谷のパルコ劇場などの大手劇場はよくいきました。
ちなみに私は男子校ですが、優勝は毎回女子校の演劇部がしていました。
投稿: Haruch | 2010年11月22日 (月) 13時12分
Haruchさん
あれ~!そうでしたっけ?
それはそれはお見それしました。
そうですか。やはり芝居作りの目標はコンクールであり、それに出ない演劇部は運動部が試合に出ないようなもんなんでしょうか。
東京は小劇場がたくさんあって毎日なにがしかの芝居があってて面白いですよね。演劇部経験者でもなく、芝居に何の関係もない体育会系のお兄ちゃんが、「今日は一人で芝居を観にいく」なんて普通に言ってるのを見て、文化はこうでなくちゃと思ったことを思い出しました。
投稿: ジャイ | 2010年11月22日 (月) 18時16分