« ふとんあげ | トップページ | 完璧主義 »

唾液アミラーゼ

アミラーゼというのは膵臓や唾液から出てくる消化酵素です。健診の現場では、急性膵炎や膵臓がんなどのスクリーニングとして人間ドックなどでよく採血されます。この値が少し高いからということでもとても気にしている人が割と多いのは、きっと「膵臓は病気になってもなかなか見つけにくい臓器だ」という知識が先行しているからだと思います。

血清アミラーゼを測定すると正常値(30~130IU/L程度)より若干高めの人は少なくありません。判定は「経過観察」となりますが、とりたてて日常生活に注意することがあるわけではありません。急性膵炎や急性耳下腺炎、あるいは腫瘍を疑う場合は明らかに尋常ではない値になります。唾液由来のアミラーゼ異常では耳下腺炎の他にシェーグレン症候群という病気があります。自己免疫疾患のひとつで、涙腺と唾液腺の分泌が異常に低下するために、ドライアイになったり口が異常に渇いたりする病気です。

そんな病的なことばかりを気にしていたら、先日テレビ番組でストレスチェックの指標としてのアミラーゼ測定の話が出ていました。ストレスが溜まると交感神経が興奮します。交感神経興奮状態はつまり臨戦状態ですから、その防衛反応として唾液からのアミラーゼ分泌が増えるのだそうです。緊張すると生唾が出ますもんねって、なんか分かったような分からないようなお話。しかも、これが不快なストレス(イライラなど)なら上昇するけれど心地よいストレス(運動など)なら低下するというからさらに話は厄介です。それだけ人間の身体はいろいろな物質が微調整しているのだということになりましょうか。

|
|

« ふとんあげ | トップページ | 完璧主義 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

 先週、23歳になる猫が3週間の昼夜の看病の末永眠いたしました。今日の病院検査でみごとアミラーゼの数値が正常範囲を少し超えました。ストレスとアミラーゼ、多いに関係があると思います。記事ありがとうございました!

投稿: みかん | 2015年6月 9日 (火) 23時40分

みかんさん

コメントありがとうございました。それだけ長い家族だった猫ちゃんの存在が消えてしまうのはさみし過ぎますね。早くアミラーゼが正常値になることを、猫ちゃんも願っていることでしょうね。 合掌。

投稿: ジャイ | 2015年6月10日 (水) 06時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ふとんあげ | トップページ | 完璧主義 »