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「ネタ作りの苦労」の話

伊集院光さんの「のはなし」(宝島社)の中に、<「ネタ作りの苦労」の話>というのがあります。面白いことを思いついても、思いついた面白いことを覚えておく力がすっかり低下して困る、という話です。

すごく面白いことを思いついたはずなのに・・・という感覚、わたしも多くなりました。このブログのネタ、あるいは講演や広報誌コラムのネタ・・・かなり具体的に思い浮かび、頭の中ではほぼ文章ができあがって「完璧!」と思うのですが、たとえば運転中に思い浮かんで「目的地に着いたらメモしよう」と思うのに、着いたときには何も思い出せないのです。「すごくいい文章だったのに・・・」と思う分だけ必死に思い出そうとするのだけれど、焦れば焦るほど、どんどん消しゴムで消すかのように薄くなっていく感じ。すごく悔しい!忘れないようにポイントだけメモすることくらいは10年以上前からやってますが、悲しいかな、そのメモを見ても何のことかさっぱり思い出せない昨今です。伊集院さんがやっているというICレコーダーの録音も運転中や仕事中にはムリですし・・・。

もっとショックなのは、とても面白い!と思ってあらすじをメモしておくのですが、数日後にそれをいざ本書きしようと思ったら、何度読んでもちっとも面白くなかったとき。いや~もっと面白かったはずだけど~と思えば思うほど悲しくなります。

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