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広がらないCKDとロコモ

「一昨年の『メタボ』、去年の『かくれ糖尿病』に続いて、今年は『CKD』がブームになります!」と今年の初めにあちこちの講演で豪語したのに、世間のほとんどがこの『慢性腎臓病(CKD)』を知りません。市をあげてキャンペーンを張った熊本市ですが、熊本市の職員ですらあまり知らない様子です。たしか、2009~2010年は国を挙げてCKDに取り組むことになっていたはずですが、政権交代で後回し事項になったのでしょうか?

もっとも、『メタボリックシンドローム』もその概念が発表されてから1年間は泣かず飛ばずでした。突然のように国がマスコミを使って大々的にPRし、その1年後には特定健診に組み込んだからこそ、良いも悪いもひっくるめて世間の皆がその存在を知るようになったわけです。CKDももう少しテレビでブームになるかと思ったのに、最近では健診現場を除けば言葉そのものもあまり聞かなくなった感がありますが、大丈夫でしょうか。

同じように、現場の目論見が見事に外れたものに『ロコモティブシンドローム(ロコモ)』があります。整形外科分野(の一部?)では「メタボの次はロコモだ!」と騒いでいたはずなのですが、こちらは健診のスタッフですら知らない人の方が多いみたいです。

予防医学の世界は、最初にどれだけの金をかけるかが定着のための必須条件のようです。身体に良いことだから、草の根運動のように地道に啓発を続けておけば世間に爆発的に広がっていく、なんてことには絶対になりません。健康食品の販売ツールに乗っかったとしても知れています。やはり最大にして最低限の条件はとにかくマスコミを動かすこと。ですが・・・今、政府はそれどころじゃないのでしょうか。

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