カラス
朝からゴミを出しに行って、寒さに身を屈めて小走りに家に帰ろうとしたら上の方から鋭い視線を感じました。
おそるおそる見上げた先には、電線の上から偉そうに見下ろすデカいカラスが1羽。黒いので良く見えませんが、なんかいやらしくニヤニヤ笑っているように見えます。「おいカラス!オレのちょっと薄くなった頭のテッペンを上から見下す感覚は、どうよ?」・・・声に出せない声で睨み返してやりましたが、彼はまったく意に介さない様子でした。
最近あまり天空を飛ぶ夢は見なくなりました。空を飛ぼうと思ったら少しずつ身体が浮いていくのです。部屋の天井辺りからさらに屋根の高さへ、そしていつの間にか町並みを見下ろす形で飛んでいる自分。高すぎもせず低すぎもせず、道行く人の視線には入らない程度・・・ちょうど、このカラスの視線の高さが夢でわたしが飛ぶときの高さです。
彼はわたしが過ぎ去ったのを確認したら一気に舞い降りてゴミの物色を再開しました。「害鳥」の代表にあげられているカラスたちは、それでもそんなことは気にもとめていない様子でわが道を進んでいます。きっと彼らには彼らなりの生き方があって、人間の思惑など何の妨げにもならないのでしょう。
わたしにとって、まるであのカラスのような存在の人間が居ます。彼はわたしをどういう目でみているのだろう?いや、きっとわたしなどまったく眼中にないのかもしれない。 ・・・早朝、それも普通の平日の早朝にゴミを出しに行っただけでこんなことまで思いを巡らせるなんて・・・かなり疲れいるのだな、きっと。
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