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トラブル?

先日、ご遠方から来られた70歳の男性が、脳MRI検査を受けました。

「何か金属を身につけていませんか?」という問いに、「特に何もありません」と答えたので検査を始めましたが、画像に明らかに歪みが見られたため、すぐに中断させました。あわてて確認したところ補聴器を付けたままである事がわかり、それを外して再開したら、その後は順調に検査を終えることができました。ただ、そのためにどうも補聴器の調子がおかしくなった可能性がありました。

「きちんとやるべき確認はしたのだから、こちらに何の落ち度もないのだから、特に補聴器の弁償はしない」・・・何のクレームも出ていない段階から、上層部でそんな結論を出したようです。昔、初めて健診センターに来たころ、「そこまで謙(へりくだ)らなくても」と思うほどに、何でも菓子箱を持って謝りに行っていた時代を目の当たりにしていたわたしにとっては、その変り身にちょっと違和感を感じました。以前がやりすぎだったのか?それともそれだけ世知辛い時代になったのか?

何の落ち度もないのだけれど、「どうもありがとうございました」と皆が玄関先に並んで頭を下げている姿を想像しながら、これを危機管理能力と云ってもいいのかしらと、ちょっと複雑な気持ちになりました。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 う~ん、色々な意味で日本人の「幼稚化」が進んでいるのかも知れませんね。
以前、有名アイドル五人組が料理を作ってゲストをもてなす番組でアメリカの超有名俳優が招かれたことがあります。出された熱いスープを見て一言。
「アメリカならこれで訴訟になる。舌を火傷したらどうするんだ? って」
 冗談で言ったのかも知れませんが、アメリカという国の幼稚さをみた気がしました。熱いと思ったら自分で吹いて冷ます、火傷してもほっとけば治ります。悪いことは他人にせいにして責任をとらないから訴訟ばかりになる訳です。戦後六十年、その影響を受け続けた日本もモンスターペアレントやクレーマーなど幼稚な大人の巣窟と成り果てました。

 医療業界でやたらと訴訟が多いのもそのせい? 健康を医療者任せ、薬任せ。何でも金でどうにかなると思ってる甘えた日本人だらけになったからでしょうか。

 ホ・オポノポノの教えでは「人生に起こることは全て自己責任」です。クリーニング、クリーニングっと。

投稿: コン | 2011年1月14日 (金) 11時00分

コンさん

どちらが良いというわけでもありませんが、日本人らしい大らかさというか大人の対応がなくなっていくのは本当に寂しいです。何をするにも逃げ道をきちんと作らないといけないという処世術は殺伐とした社会を作りだします。

投稿: ジャイ | 2011年1月15日 (土) 06時25分

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