悪文
公文書に無意味な改行があったり、いつまでも切れない長文に主語述語関係がさっぱり成立していなかったり、何か「相変わらず」というよりも徐々にひどくなってきているような気がします。それを受ける側がそれを許すようになっているからではないかと思います。あるいはそれを許可する上司がその文章を書き換える能力がないからスルーさせるのか・・・「文学小説ではないのだから、最低限の意味さえ伝わればいいんじゃないの」ということでしょうか。
でも、文章を書くときに、どう書いたら自分の意図がわかりやすく伝わるかを考えた文章とそうでない文章の違いは、書いた人についての印象を大きく変えることになるのは事実です。「AよりBへ」と「AからBへ」・・・どちらも同じ意味だからどっちでも良いではないか!と思っている人は多いかもしれませんが、その文章の中でしっくり来るのは必ずどちらか一方なのです。わたしはそのくだりを何度も何度も読み返してみて、どちらを使うかを慎重に決めます。単なる事務的な公文書だとしても、自分の書いた文章を納得できるまで何度も読み返して訂正しながら提出するのがやはり礼儀だと思っています。
ちなみに、有名な医学雑誌や学会誌に医学論文を提出する場合、研究内容がいかに素晴らしくても、誤字があったり文法がおかしかったりしたらその時点で落とされます。それは他人にものを伝える場合の最低限の常識だからです。
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