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降る雪と
   いつしか積る我が欲は
      積るにつれて道を失う

先日、山道でこんな詠み人知らずの句が書かれた道標を発見して、感動して早速わたしのもうひとつのブログに紹介しました。欲を捨て無になることを良しとする般若心経の教えを会得することこそが人生最大の憧れだと考えるわたしにとって、この句はわたしの心の奥深くにゆっくりと染み入るように侵入してきました。

でも、それに対して厳しい意見をいただきました。降り積もるほどの欲を持たなければ、人間努力もしないし何も成長しない。人間を成長させるためにはできるだけ大きな夢とたくさんの欲を持たなければ!道がなくなれば自分で作ればいい!まだ若いのに、ただの抜け殻のように悟りを開こうとするのは早すぎる!と。まさしく成功哲学の基本理念だなと、熱く語るその知人を眺めながら、これまたえらく感動した次第です。

でもやっぱりわたしは、この句が好き。

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