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なんかとっても情けないです。

東京の放射性の水騒動。

震災の復興が始まった大事な時期に、報道はどうしてこんなくだらいことで無意味な煽り方をするのだろうか?マスコミはどうせ全く素人のバカ集団だからしょうがないけれど(この云い方が気になる人がいたらゴメンナサイ。頭にきているので訂正する気はありません)、どうして専門家の医療者連中がこんな中途半端な云い方をするのだろう(テレビを見ていると、専門家はもっといろいろ話していたのに、報道側が興味あるところだけ切り取ったのではないかという気もしないでもありません)?違うでしょ。乳児も含めて、まだ普通に飲んだってほぼ100%何も起きないでしょ?「これを何日続けたら」という仮説そのものが現実的ではないことも分かっているでしょ?そんなこと、放射線の知識があるなら当然分かっているはずなのに、みんな単に責任逃れするための発言ばかり。

総理!総理!頼むから「大したことないから気にするな!何かあったらオレが責任を取る!」って、云ってくれんか?どうせあんたはもうすぐ失脚するんだから怖いものなしだ。・・・あまりにも情けなくて、わたしは本当に泣きそうです。

そんなことよりも、危険なのは昨日施設内で被曝した3人の職員さん。ヘタをすると命にも関わるのではないかと心配です。そしてさらに、原発施設内で働いている多くの人身御供のような職員の皆さんが一番心配なのに、どうして彼らの報道がほとんどないのでしょうか。日本を救う、唯一最大の英雄は間違いなく彼らなんだよ!

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コメント

おはようございます。
おっしゃってること、本当に本当にその通りです。
FUKUSHIMA50に代表される原発職員や自衛隊・米軍それにボランティア(医療支援含む)など現場の方についての報道は海外では大きく取り上げられていますが、日本では寂しい限り。
いろんな会見での質問や報道は批判や責任の追及そして不安を煽るものばかり・・・。
今なすべきことは、団結なのに、希望の光なのに、現場でがんばる人たちへの賞賛なのに、批判は総括の時で十分ですよね。
自分のblogでは批判は出来るだけ避けていますが、こうしてはっきりと書いて頂いてとてもすっきりしました。
ジャイさん、有り難う。

投稿: haruch | 2011年3月27日 (日) 08時26分

haruchさん

お読みいただいて共感していただいてありがとうございます。現地で人柱になっているFUKUSHIMA50の皆さん(家族の居ない人たちを優先的に入れているという話も聞きました)に、「あなた方のおかげで私達があります。私達も頑張りますので、大変でしょうがどうか今ひとつ頑張ってください」と早々に首相から感謝と畏敬の表明文を出して頭を下げる行為さえあれば日本の心は一つになれるのに。少なくともアメリカ大統領ならとっくの昔にやってるだろうな、と夫婦で話しているところです。

放射線を専門とする仕事をしている人間としては、世のお偉い方々が簡単には「俺について来い!」と言えなくなった社会風潮がいけないのかなとは思いますが、水を送ってあげるために九州でもスーパーにペットボトルの水が消え、ゆうパックや宅配が水だらけ、という異様な光景を、「やめろー!」と誰も言えない社会は、やっぱり狂ってる!と思います。

投稿: ジャイ | 2011年3月27日 (日) 16時04分

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