八分目
「つまり、『食事は腹八分目が良い』ってことですかね。」
健診結果を見ながら、受診者の男性がつぶやきました。それを聞きながら、「ん~どうですかね~」・・・ついそう答えてしまいました。理屈だけで食事を取ると、「おいしい」という食事で一番大事な事が疎かになってしまいます。「そこに10あるものを8で我慢する」ということを『腹八分目』と云うのであれば、それは決していい方法ではありません。全体を初めから8~5しか作らなくても、それをじっくり味わって食べると、おいしく食べられます。そして何よりも、ゆっくり噛んで食べているうちに腹は十分満たされてきます。食事の量やカロリーが『八分目』かそれ以下であっても、満たされた腹は『腹いっぱい』になれます。これを『腹八分目』というのは、何かちょっと違うような気がしたのです。
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