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どっちが先か?

一週間前に、『健康スポーツ医学再研修会』に行ってきました。今年のテーマは「スポーツと栄養」・・・名古屋経済大学の鈴木公(いさお)教授と至学館大学の杉島有希助教のお話でした。

栄養学の観点から、「朝食欠食は絶対あってはならない」と断言された鈴木先生の話自体はまあ、朝抜き推奨のわたしでも別に否定はしません。小学6年生と中学3年生で試した結果として、朝飯を食べないと国語の平均点数も算数(数学)の平均点数も明らかに低下したとか、医学生たちに朝食を抜かせたら社会科の点数が下がったとか、そういうEBMデータを見せていただきました。

でも、座長が質問したのと同じことをアンチ朝食派のわたしも考えたのです。朝食を食べた子の成績が良かったのは、単に「栄養バランスが脳に良い」という意味なのか、それとも朝食を食べるために生活全体の改善がなされるためなのか?・・・鈴木先生はそれの答えになるべき明確なEBMはない、と答えられました。栄養学の先生方は何でも朝食バランスの重要性だけを強調されますが、わたしが以前ここでも書いたように、朝食をきちんと食べるためには早朝からきちんと頭とカラダを起こさなければなりません。そのためには前夜に夜更かしせずに早く寝る習慣が必須であり、そのためには家族のみんなが夜更かししない必要があります。つまり、そういう生活全体の改善が脳活性や勉強意欲につながっているのではないか、と考えることは極めて自然です。寝ぼけた頭で朝飯を食っても簡単には頭は起きません。

鈴木先生は自身の実体験から、「まず朝食の習慣をつけさせればできるようになります」と云われました。これはまたこれで真理なのかもしれません。朝早くに起して無理矢理食べさせようとするなら、こどもたちは堪らず早寝するんだろうな!と。

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