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わかっているんだけれど。

Medical Tribune(2011.3.17)で、「~医師による減量指導~患者への接し方で効果に差」という記事を読みました。昨年アメリカで発表された報告です(American J. of Preventive Medicine, 2010;39:321-328)。

肥満や減量に関して医者が診察時に患者にどの程度のアプローチをしているか、診察中の録音テープから解析したモノです。その結果、69%の患者と体重についての話し合いがあり、その会話に費やされた時間は約3.5分だったとか。ところが、減量指導を受けた患者と受けなかった患者で体重減少度に差が生じなかったという結果も同時に分かったそうです。どうも「~しなさい」的な手厳しい指導が悪の根元で、患者の立場になって共感をする指導を受けた患者に減量効果は有意に高かったそうです。

これはまあ、行動変容を促す場合の王道であり、常識です。職場の上司より保健師、保健師より医師がアプローチする方が効果が高いことと供に、相手とのコミュニケーション力・その話し方や聞き方が効果に大きく差をもたらすということは、遠い昔から分かっています。そんな研修会を何度も受けたことのあるわたしも、以前に比べからかなり聞き上手、勧め上手になったと自負していますが、それでもつい、限られた時間に伝えなければならないことがこんなにたくさん!とか、相手が詭弁を使って逃げ道作りしているのに加担しているのではないか?とか思ってしまう。・・・まだまだ悟りを開けません。

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