災害報道
未曾有の大惨事が起きました。日本中の国民が、被災者のために何かできないかと思い、電力を回すために節電しよう!とか、血液を確保するために日赤に輸血しに行こう!とか、大騒動です。たしかにこれらはチェーンメール系ではありますが、それでも皆が何とか力になりたいと純粋に思った結果だと云えましょう。九州電力は残念ながら供給量に限度がありますが、関東圏の計画停電は想像以上の生活への負担になること必至です。
そんなことを考えたとき、現地に居る報道陣が最低限を残して機材を抱えて速やかに退散することも重要なのではないかと思い始めました。全く同じことを伝えるのに何で5社も6社も居なければならないのか?共同通信の形でもっと報道を整理したり、地域分担したりできるのではないかと思わずにはいられません。彼らが日没と共に電気を消してテントで野宿しながら朝を待つとは思えませんし、当然食料品も必要です。もし自家発電の方法があるのなら、それを暖房器具のない被災地に貸し出して欲しいとすら思います。銀座のデパートが閉店を早めるよりも放送局が順番に23時で放送を終える方が効果があったりしないのかとも思いますし、もっと云うならば、各社が何台もチャーターしているヘリは、この原油高騰の折にガソリンを撒きながら呑気に遊覧しているようなものではないのか?その資源と金をそのまま義援に回せないものか、とも。
報道の義務とは何か?あるべき姿とは何か?知識人であり良識人である各社のトップたちが一同に会せば、もうちょっと建設的な取り組みが一致団結してできるのではないか?今こそ柔軟な姿勢で大英断してもらえないか、と思うことしきりです。
いずれにせよ、日本中の経済活動が一気に縮小されることは必至ですが、皆で一致団結して頑張りましょう。
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コメント
こんにちは。実は私、渦中の福島県在住です。「災難にあう時節には~」なんて良寛さんの一節を口ずさんでましたら、ホントに災難にあってしまいました(笑)。
江戸時代、外人が日本人を見て驚いたのは、災害現場での冷静沈着さ、助け合いの心、「しゃ~ね~べ。明日から頑張るべ」という精神だったそうです。
外国なら暴動・略奪が起きてます。皆さん、素晴らしい文化の国に生まれたんですから、誇りを持って、頑張っていきまっしょい!
投稿: コン | 2011年3月14日 (月) 10時46分
コンさん
厳しい毎日のこととお察しします。まずはご無事で何よりでした。
本当に私たち夫婦もテレビを見ては感動するのが、こんな状況でも略奪や暴動が起きないこと。宮城で窃盗!のニュースはちょっと悲しいですが、あの大都会東京でさえいつもよりはるかに秩序が整ったように見えました。
大変ですが、頑張ってください。頑張りましょう!
投稿: ジャイ | 2011年3月14日 (月) 10時56分