« 医療雑学2:糖尿病と毛細血管 | トップページ | 行動変容への関与 »

医療雑学3;がんと運動

Medical Tribune(2011.3.24)の話題から

『WHOの身体活動に関する勧告』

2/4の「世界がんの日(World Cancer Day)」にちなんで、WHOが健康のために必要な身体活動に関する勧告を発表しました。Non-communicable disease(NCD:感染症を除いた慢性疾患)の予防のために必要な運動量や強度、頻度、期間、種類などに関する具体的な推奨レベルが示されています。

現在、世界人口の31%が運動不足の状態にある、というのが多いのか少ないのか良く分かりませんが、運動不足に関連するとされているものに、
・年間320万人の死亡
・67万人以上の早死(60歳未満死亡)
・糖尿病や虚血性心疾患の疾患負担の30%
などがあるそうですから、「運動不足」というキーワードは単なる愚痴や逃げ口上では済まされないものを持っているようです。

具体的な勧告内容は、成人(18~64才)の場合、中等度の有酸素運動を150分以上/週行えば乳がんや大腸がんや糖尿病や脳血管障害などのNCDが予防できるのだそうです。いわゆる「運動」ではなくて日常生活運動を含む「身体活動」としての合計時間です。65歳以上は健康問題があるときに無理しないでね、という忠告のみ追加・・・少しでも運動習慣のある人間には何を今更、という程度の内容ですが、動かない人は本当に動かないので、「何でもいいから無駄に動け!」と指示する必要はあるのでしょう。

|
|

« 医療雑学2:糖尿病と毛細血管 | トップページ | 行動変容への関与 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 医療雑学2:糖尿病と毛細血管 | トップページ | 行動変容への関与 »