制限時速
「ここは制限時速50キロの道なのに、どうして40キロで運転してんだよ~!」・・・ひとりで山道の国道を運転しながら、前の自家用車のマイペースぶりにイライラしてついグチってしまいました。
大学時代、夏休みに自家用車を持っている同郷の同級生が里帰りするというので便乗させてもらったことがあります。「経済速度は大体50キロなんだよね。自分は制限時速の10キロオーバー以上は出さないことにしている。ただ、流れに乗ることは大事なことで、制限時速どおりに運転するのはまだ許せるとして、それより遅いのは周りに失礼だと思う。」・・・運転する同級生が、目の前の車のすぐ後ろにぴったりつきながらそんなことを云っていたのを良く覚えています。運転免許は取ったものの自家用車など持つことは出来ないわたしは、彼のことばがなんかスゴイ大人の話のように聞こえました。
そうか、わたしの運転中の走行速度の基準は、きっとあのときの友人のことばの刷り込みなんだな、と悟りました。それが正しいのか間違っているのか分からないので、他人に自分の考え方を主張することはしませんが、「これが自分の流儀だ」と思っていたものがほとんどそのまま「友人の流儀」だったということ=他人の受け売りって、意外によくあります。最初に刷り込まれた考え方って、なかなか払拭できないものなのですかね。
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