胸を開ける
健診で必ずしなければならないのが<診察>です。うちの施設内では受診される方全員が検査着に着替えていますので、診察するときには検査着の前の紐を解いて開けていただくか、上にたくし上げていただいています。
最近、単なるわたしの印象だけかもしれませんが、ちょっと気になる傾向があります。
「それでは、診察をさせていただきますので、検査着の前だけ開けてください。」・・・診察室に入ってもらって椅子を促しながら、そう説明します。このとき、あまり躊躇することなくバンと開けてくれるのは明らかに女性の方が多く、逆に何となくモジモジして時間がかかるのは男性、しかも若い男性の最近の特徴のような気がします。もちろん女性は検査用下着を着ているからなのかもしれませんが、アンダーシャツを半分しか開けずに、「その下から聴診器を忍ばせてくれ」といいたげな表情の若者男子を眺めながら、何を出し惜しみしているのか良くわかりません。たしかに最近は修学旅行でも大きな風呂には入らないか海水パンツを穿く男子がいるという噂は聞いていますから、子どものころからの習慣なんでしょうかね?見る限り、胸毛が生えているわけでもないのだけれど。
「草食系男子」を越えて、最近は「レディス男子」なる子たちがいることを、先日朝のテレビで知りました。レギンスやスカートを穿きこなす男子たちなんだそうですね。
ふ~ん、と半ば感心し、半ばあきれながら、中途半端な開け方の検査着やアンダーシャツはめいっぱい開けさせて診察しています。意地悪なオジサンだこと。
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