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練習

「練習は練習でしかない。芝居は練習の段階で完成させてはいけない。本番の舞台でその日の客の反応に合わせて完成させるのが芝居だ。そうじゃなければテレビと何ら変わらないことになる。だから日頃の練習で目一杯なことはやらない。」

先日ラジオ放送で、ある有名な歌舞伎役者さんがそんなことを話しているのを、「なるほどな」と感心して聴いていました。舞台でスポットライトを浴びる点では芝居も講演も同じです。むかし役者として舞台に立っていたときだけでなく、仕事で講演をしているときにも、毎回違う聴衆の違う反応に呼応して話し方を変化させるのは大いなる楽しみのひとつです。だから、わたしの講演は本番の完成作品が毎日違うものになってしまいます。

でも・・・こころの奥深くで、実はわたしはこっそり反論しています。練習で「完璧」にできあがるなら、やはりその方が理想・・・そうなるまでとことん突き詰めていくのが「練習」だろう。そこに聴衆やお客さんの反応が加わり、さらに自分の言葉が共鳴してできあがる最終完成品は、「超完璧」になるだけのことではないだろうか、と。・・・毎日のことだから練習で力一杯やっていたらココロもカラダも持ちませんよ・・・ということばは、プロなら云っちゃいけないことばなんじゃないのかしら。

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