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京料理

三泊四日の京都の学会・・・2月に沖縄の研究会に行ったときに沖縄料理三昧だったのと同様、今回もどっぷり京料理を堪能しました。今回はきままな一人旅でしたが、それでもホテルの朝食バイキングと学会のランチョンの弁当が全部「京料理」でした。

京料理の特徴を一言で云うなら、「噛む」だな、と思いました。小鉢に入った焚き合わせも佃煮もつけものもかき揚げも、理屈抜きで噛むしかないものばかり・・・。海から遠い京都伝統の食材は自ずと自然のめぐみの根菜や豆が多く、ずっとボリボリやってました。急いでいようが静寂の中であろうがかなり噛み込まない限り飲み込めませんから。味付けが薄味なのもわたしの食欲を刺激しましたし、こういう食材には、白米ではないお米(雑穀米や玄米や発芽米や)の方が絶対に合うなあと実感した次第です。朝食バイキングでは、わたしの食欲をくすぐる小鉢の品揃えが多すぎて、一品ずつ取っているにも関わらず気付けば盆は山盛り・・・毎朝後悔ばかりで、結局一日中まったく空腹感を感じない京都旅行になりました。でも、きっと京都人のプライドが、質素で素朴な自然素材を上品な食感に生まれ変らせたのだろうなと感動しながら、ありがたくいただきました。

沖縄料理は正直なところ胃が疲れて最後はあまり食べ切れませんでしたが、京料理は食べ過ぎて返ってちょっと胃が疲れたかもしれません。「○○料理」と云われる、その土地に昔から伝わる郷土の料理は、やはりその土地その土地の先人が歴史の中で伝え続けてきた健康への智慧が詰まっているのだということを実感しながら、今回の旅も、それをいただけたことに感謝しております。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

数日遅れの書き込み、ごめんなさい。
今月初めに、旦那様と二人で二泊三日の京都旅行に行きました。
JRとホテルだけを取り、後は自分たちで計画を立てて。
旦那様は初めての京都だったので、金閣寺や清水寺や南禅寺や…とベタな観光地ばかりを巡り、まぁ、一応『京都に行った』とは言える内容で、楽しめました。ホテルの食事もふらりと入ったお豆腐屋さんもお蕎麦屋さんも、祇園の料理屋さんも、どれも私好みで美味しく、ジャイさんのおっしゃる通り、ゆっくり味わえる物でした。(普段から、私用に雑穀ご飯を冷凍。旦那様は白飯大好き♪)
で、ここからです。メタ坊な旦那様曰く「京都は好きやけど、飯が食った気がせんよなぁ。」充分、量は食べたくせに…。
散策中も、嬉しそうにソフトクリームやお団子を買い求め、旅行中に機嫌を損ねられても嫌だから敢えて止めはせず、夜も、怪獣の無呼吸症候群に悩まぬように持参した耳せんで、ぐっすり眠ったカシコイ嫁のワタクシです。

しかし、そんな旦那様のぽんぽこりんのお腹も役に立つことがありました。「いかがですか?」と声を掛けて来る人力車のお兄さんに「ダイエット兼ねて歩いてます(ウソ)。」と、スムーズに断れたことです。

投稿: あやの | 2011年6月 8日 (水) 00時12分

あやのさん

おはようございます。ご無沙汰しております。
相変わらずお元気そうなだんな様で、何よりです(笑)。

私もせっかく京都に4日も居たのでベタな観光をはんなりとやってみたかったのですが、何しろ雨ばかりで・・・。人力車にも乗ってみたかったで~す。私の好物のお豆腐ももっと満喫したかった~。く~っ、京都出張、もっとなかったかしら?

投稿: ジャイ | 2011年6月 8日 (水) 06時46分

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