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心配性

いっしょに車で家を出て、1分もたたないうちに「ガスの元栓を閉めたかな」「玄関のカギを掛けたかな」「電気を消したかな」と、妻が云い始めます。「わたし、病気なのよ」と自分で云うとおり、不安神経症の彼女は、コンロの火をつけたまま外出しようとしたり庭のガラス戸を開けたまま仕事に行ったりする経験をして以降、自分の行動にまったく自信が持てないのだそうです。

そんな彼女をわたしも笑えません。日頃自分で戸締まりして出かけることがないわたしは、時々妻が旅行したり先に出勤したりした日には、彼女と同じことを独りでやっています。家を出る前にひとつひとつ確認しながら「オッケー!」などと声を出して派手にパフォーマンスするにも関わらず、運転する車が路地をひとつ曲がったあたりで、<もしかしたらあれは昨日の朝の出来事だったのでは?>などと思った瞬間から自分の行動に一切自信が持てなくなるのです。さらに「今日に限って熱帯魚の水槽につながるコンセントで漏電が起きるかもしれない」「消えたと思っていた仏壇の線香がわずかにくすぶっていてまた発火するかも」・・・こういうことを考え始めたら、妄想力に歯止めは利きません。

家の中にいつも家を守る人が居るということが、どれだけ心を安定させてくれることか。夕方、自宅が燃えずに原型を留めていることが見えたときの安堵感、カギを開けてうれしそうにシッポを振って出迎えるイヌたちのいつもの姿をみたときの幸福感ときたら・・・病気だ!

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