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プール

約1ヶ月ほど前、仕事が一段落して診察室を出たとき、ふと窓の外を見ると、重い雲の下で見慣れない光景が繰り広げられていました。

職場の4階の窓の向こうには、となりの中学校のプールが見えます。ドス黒かった水(どんな色だったのか実はまったく思い出せません)が抜かれ、コケで薄汚れた水色のプールの底がむき出しになっていました。その上を、夏の制服を着た生徒たちがデッキブラシでゴシゴシ擦っている光景です。「そうか、もうすぐプール開きか!」・・・つい独り言を口にしました。

毎日、例年にないほどの大量の雨が降り続いていましたが、窓の外のプールはいつも鮮やかな水色に輝いて見えます。プールの底は薄い水色・・・これは日本の学校の決まりごとなのでしょうか。ピンクやミドリに塗ったプールは見たことがありませんが。雨が降ってもいつも鮮やかな水色になっているのは、水の管理がよろしいからなんでしょう。ここ2週間はそのプールの中で生徒たちのあげる水しぶきが絶えません。「夏だな」と思います。彼らの泳ぐ姿を眺めながら、カルキで目が真っ赤になったことや水を鼻から吸い込んでずっと痛かったことや、あと少しでゴールだ!と必死にもがいて苦しかった思い出や、水泳授業のあとの心地よい眠気や・・・子どものころのプールの思い出がこんな歳になっても蘇ってくるから不思議です。そんな当たり前の夏の風物詩。関東以北の今年の夏には、そんな「当たり前」が見られない寂しさが報じられています。「当たり前」を当たり前に見られることに感謝させていただきます。

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