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好きな物ほど少なく

健康のために「腹八分め」にする、という意味で、お茶碗に一旦盛ったごはんを少しだけ元の釜に戻すCMがあります。

このCMを見ると、わたしがここでも何度も書いてきた「腹八分目」についての思いが再び蘇ってしまいます。あのCMはつまり、「食べたい欲求をほんのちょっとだけガマンしましょう。それが健康への近道なのだから・・・」と云いたいのだろうけれど、「腹八分目」とはそういうことではないと思うのです。「腹八分目」は、”食べたいものを少しだけ少な目に食べましょう”というのではなくて、本当は十分なのにさらに目一杯詰め込もうとしている今の食生活を見直して、”もう少し自分の気持ちに素直に食べる習慣にしましょう”という意味。

奇しくも、先日紹介した『考えない練習』(小池龍之介著・小学館)の中にも「食べる」という項目があり、その中に、「『足るを知る』訓練で自分の適量を知る」ということばを見つけました。自分の食べているものの味を確認しながら、「味がしている」ではなく「味わう」という食べ方ができれば、おのずと食べ過ぎたりしなくなるようにわたしも思います。ただ、そこまで悟るのはなかなか大変です。わたしが試してみて一番実感があったのは、「好きな物ほど少なく作ってもらう」という方法でした。最初は物足りないかもしれませんが、自分の大好物がこれだけの量しかないと分かったら、本当に大事に味わって食べます。大量にあるものをガサガサ掻き込んでいた時には「味さえ付いていれば石ころ食っても一緒なんじゃない?」みたいな食べ方だったものが、本当に味を楽しむことができるようになると、返って本当のおいしさがわかって嬉しくなります。

この域に達するまでは、やはり年季と試行錯誤の歴史が居るのでしょう。きっと、あのCMを考えたのは、バキューム食いのメタボ兄ちゃんか若い栄養士さんの発想のような気がします。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

ジャイ先生こんにちは。 今日息子がボクシングのプロテストに合格しました。彼がプロをめざそうと思ったきっかけは、私の病気…らしいです。「タイトルとってベルトまいた所みせるから、おかんもがんばれよ」なんて、生意気な事を言われました。私は、自分が『男の子』だった経験がないので彼の成長過程は、とてもおもしろいです。 すごくうれしかったので、お知らせしてしまいました。

投稿: 向日葵 | 2011年6月26日 (日) 16時43分

向日葵さん

おはようございます。

いいなあ、それ。
息子はね、おかんが永遠の恋人なんです。そのストレートな表現から、向日葵さん親子の素直な関係がうかがい知れます。息子さんにも向日葵さんにも、心からブラボー!です。

うちは2回の流産(2008.5.21「枯死卵」)の後、結局子どもに恵まれなかったので、そんな喜びを経験することができません。羨ましい限りですよ~♪頑張れよ、息子!将来チャンピオンになった時にはこっそり教えてください(笑)


投稿: ジャイ | 2011年6月27日 (月) 08時22分

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