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ビジネスホテル

先日の学会で泊まった京都のビジネスホテルは、昨年末に出来たばかりの全国チェーンのホテルでした。普通は朝食を摂らないわたしですが、旅行会社の朝食券付きパックだったのと夜の宴会が皆無だったので、2回ほど朝食バイキングを利用しました。

正直、ちょっと驚きました。朝の6時半から、レストランのスタッフの皆さんは、チーフらしい女性から就職したばかりのような初々しいスタッフまで、とても教育された立ち振る舞いだったのです。それは、まるで一流レストランと見紛うほどでした。特にチーフの方の凛とした態度には、サービス業としてのプライドが漲(みなぎ)っていて朝から軽い感動を覚えました。こんな書き方をすると失礼かもしれませんが、わたしたちは割安のビジネスホテルの朝食バイキングに、あまり多くを期待していません。味は美味しいほど良いし、それでいて安いほどうれしい。時間が限られているのであまり待たずにスムーズに朝食を終えられると気分良く出発できる。そんなくらいではないでしょうか。スタッフに一流レストラン並の対応を望むならばそれなりのホテルを選べばいいだけのことだから(もしや朝食を摂る習慣のないわたしだからそう思っているだけ?)。経営側もその程度の割り切りをしているからこそ効率のいいバイキング形式なのだろうと思っていました。

でも逆に、そんなビジネスホテルのレストランだからこそ、このプライドが重要なのかもしれません。ここのレストランの印象が良かったから次もこのホテルを選ぼう、と思ってくれるお客さんが一人でもいたら、スタッフ教育の賜物です。是非これからも早朝から爽やかなおもてなしを続けていただきたいと思います。

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