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焼き魚と揚げ魚

最近送られてくる医療雑学(とわたしが考えている)の情報に、書き留めておきたいものが続いています。どこかで活かそうとページを破ったりプリントアウトしたりしてファイルしていますがその枚数が増えすぎました。わたしの経験上、このパターンはきっとこのまま日の目を見ません。ちょこっとだけこのブログに紹介してさっさと処分することに決めました。これがわたしの整理整頓法です。

WHI-OS試験<焼き魚は心不全を抑制するが、揚げ魚は増加させる>(MTPro 2011.6.20)

何となくいわずもがなの結果という気がしますが、アメリカの閉経後女性のデータベースThe Women's Health Initiative Observation Study(WHI-OS)から食事内容を元に10年間フォローした研究によると、揚げ魚では心不全予防効果がなくなるのだそうです。非揚げ魚(非揚げ魚=焼き魚じゃないでしょうに・・・生を食わないのはわかるけど蒸したり煮たりも非揚げ魚じゃないのかな)を食べる人は糖尿病・高血圧・心房細動・冠動脈疾患・肥満が少なく、高学歴で野菜や果物の摂取が多く、結果としてDHAやEPAの摂取量が有意に多い、と書いてありました。

白身魚か青魚かという議論だけでなく、調理法が心血管イベントに影響を受けることは重要なことではあります。もともと魚油が質の良い油(ω3系不飽和脂肪酸=αリノレン酸など)で、それが飽和脂肪酸やトランス脂肪酸などによって効果を打ち消された(最近はω6系不飽和脂肪酸=リノール酸も薦められていないんですね)という結論の印象を受けますが、たとえ質のよい油を使って調理をしても、揚げてしまうと魚油の効果が落ちてしまうという現実は面白いなと思います。調理油にだってEPA.DHAに変換できるものはたくさんあって、それがその商品の売りなのに、そんなものを使ってもやはり揚げ魚は魚油自体から出るEPA,DHAとは質が違うのかしら?サプリメントで加えられるEPA,DHAは、本当に理論ほどの効果があるのだろうか?質の良い油を調理油として摂れば摂るほど、あたかも動脈硬化や心血管イベントは減少するかのようなCMが多いですが、そこに警鐘を打ち鳴らす効果があるようにも思いました。

統計学ですから、質の悪い油料理を食べている人が結果を悪くさせたり、油料理に白身魚が多いというもともとのバイアスは否定できませんが・・・ま、あくまでも油大好きなアメリカ国民の研究データではあります。

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