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維持期心リハ

第17回日本心臓リハビリテーション学会では、当然のことですが「維持期心リハ」の話題が溢れていました。急性期のリハビリの後、慢性期リハビリをきちんと済ませた後に始まる維持期リハは、結局一生ものです。それも、どこかの指導を受けて誰かに監視してもらうというものではなく、自分の意志で続けなければなりません。

維持期リハをどうやったら続けてもらえるか?そういう話があちこちで繰り広げられるのを聞きながら、私の心の中に何かしっくり来ない感じがしてきているのに気付きました。毎日真面目に黙々と運動を続ける患者さんの姿はうちの近くの公園でもみかけます。でも、何か健康的じゃない印象があるのです。面白そうじゃない、というか、病人だからしょうがないという空気が流れている印象で、そりゃ続かないよな~とも思います。もちろん、立派な施設で黙々と頑張る急性期リハや慢性期リハの姿も決して楽しそうとは思いません。何か悲壮感がある・・・大病を患っているのだから当たり前といえば当たり前なのだけれど・・・。フィットネスセンターに毎回真面目に通って黙々と頑張るけれど家に帰ったら一切動かないオヤジ、というのが昔問題になったこともあります。

実は私たち医療者が目標にしている「患者さんが独り立ちできるようになる」ということが、必ずしも幸せではないという指摘がシンポジウムでありました。「独り立ちして自宅で黙々と頑張れる人は、必ず孤立する」というのです。患者さんが、幸せな人生を送れるかどうかは「孤立しないコミュニティ作り」・・・周りが手を差し伸べる環境がある、ということ自体が大切なのだ、という話でした。たしかにな、と思いました。

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