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あいさつ慣れ

病院の通路ですれ違うたびにあいさつをするのに、どうしても頑なに返答しないスタッフが数人居ます。以前にもコラムとして書いたことがありますが、その度にわたしの心は落ち着きません。無視される相手が前方から向かってくるのを認めた瞬間からドキドキします。大きなため息をひとつつき、わざと大きな声で声をかけるように準備しているものだから、かえって緊張した上ずった調子で「おはようございますぅ」と素っ頓狂な声をだしてしまったりします。

それでも目を合わせすらしませんから、なかなかの筋金入りです。そんな彼らも同じ職場の同僚や部下が居るとにこやかに話しかけていますから、根っからのぶっきら棒ではない様子。「知らない人にあいさつをする」という習慣がないまま今を迎えて、どう対処したものか自分でも戸惑っているのではないか?などと、わたしは勝手に分析してみるわけです。それを考えると、子どものころの教育や最初に社会人になったときの職場の教育はとても大事だなと思う一方で、その程度の習慣が一大事になってしまっている彼らがかわいそうにもなります。

うちの家の近くを黙々とひとりで歩いていると、「こんにちは~っ!」と大きな声であいさつされます。驚いて目を上げると知り合いでもなんでもない小学生の男の子です。うちの家がある校区はそれが学校の校風のようです。「こ、こ、こんにちは」・・・思いがけない相手にしどろもどろしているうちに彼はもう遠くに行ってます・・・。こうやって、「あのおじさんはあいさつしても返事をくれなかった」なんて思われてしまうのかしらと最初のころは気にしていましたが、最近はすぐに「こんちは」と返せるようになりました。学習すればだれだってできることです、あいさつなんて。

年1回同じことを書いているところをみると、やっぱり私は成長してないのでしょう(笑)。

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