グチはレムナント
先日、ある委員会の会議が終わろうとするころ、誰からともなく数人の上司に対するグチを云い始めました。ちょっとした皮肉から始まったつぶやきはあちこちからあれもこれもと・・・そうか、現場ではこんなに不満を抱えながらみんな頑張っているんだな、とちょっと複雑な気持ちで若い彼らのグチを聞いていました。
「さて・・・」しばらくしてわたしは口を開きました。「そろそろそれくらいにしませんか。小さなグチは結局レムナント(=代謝した後のカス)だから、このまま続けていくとそのカスがどんどん溜まってしまいます。溜まったカスにストレス(酸化ストレス)が加われば変性し、それはすなわち動脈硬化のメカニズムと同じこと。それがプラークとなり、破綻して、梗塞になったり血管破裂したりすることになるのは目に見えています。そんなことになっても何の得もないのだし、このまま続けていても流れが良くなるわけじゃないのだから・・・ということで、これでお開きにしましょう。」
まあ、仲間うちでこうやって笑いながらグチをこぼしているからこそ、爆発しないのだ、とも云えるのでしょう。
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