泡を吹く
一生懸命話をしているうちに、まるでカニのように口の周りに泡を溢れさせるオジサンの顔を眺めながら、どうしてあんなにみっともなく泡を吹くのか理解できませんでした。
なのに、そんなわたしの最近の悩みこそが、他でもなくその口角に溜まってしまう唾です。そういえば最近油断するとすぐヨダレが出る。妻に云わせると、わたしの口角がもともと下向きだからだそうです。午後の結果説明を7、8人こなした辺りから、溜まってくる唾を何度もタオルで拭き取りながら、自分の姿に重なってしまいそうなあのオジサンの顔のイメージを振るい落とすのに必死になります。熱心に話せば話すほど、唾が出てくるジレンマ・・・これはやはり歳のせい、と考えるべきなのか。歳をとると口の中が乾くのでしょうかな。乾けば乾くほど唾が固まって、泡になるんでしょうかな・・・。わたしは話すのが仕事。なのに、口から泡を吹くのは、プロとしてイヤだ~!何とかせねば。とはいえ、どうすると何とかなるのかしら~(仕事中に水や茶は飲めないし)?
年寄りになりたくないんだ!と悪あがきするすることはそれなりに大事なんだと、自分に云って聞かせる真夏の昼下がりの日常です。
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コメント
ジャイ 先生
おはようございます。
毎々、格別のご教授を賜れまして、厚く御礼申し上げます。
今朝のテーマ、大変身につまされる思いで拝読させて頂きました。
「口角泡を飛ばして激論を戦わす」・・・青春ド真中! の万感ですが。
少なくとも我々世代では・・・何かウットリとする言葉ですね。
大学の先生をさせられて久しいですが、:現代の学生間では殆ど見受けられない光景ですが、我々先生間ではあります(一種のリクレーション?)。
でも、実際・・・いつの間にか「蟹もどき」に口角に泡がたまりだしています・・・。
その為、片手にタオルが絶対必需品となってしまいました。
昔は・・・と言っても、後戻りは不可能。。。
未だヨダレが垂れるまでは行ってない心算です。
お互い、歳は取りたくは有りませんね・・・(これを言っちゃオシマイ)。
屁理屈男の asuka3h 拝
投稿: asuka3h | 2011年8月 1日 (月) 09時48分
asuka3hさん
まあ、結局唇の端の方が緩くなったために起きる現象で、意識しないと(いや、意識していても)口をキリッと閉めても隙間があく・・・寂しいところです。
口角泡を飛ばして激論しようとすると、口は動かない、言葉が出ない、何を云おうとしたか思い出せない・・・これまた現実を突きつけられてしまったりします、はい。
asuka3hさん、私、まだ、若いんですよ~(笑)。
投稿: ジャイ | 2011年8月 1日 (月) 20時19分
ジャイ 先生
こんにちはデス。
ジャブの応酬では有りませんが「泡を吹く」「音痴」のテーマも含めまして、
ハッキリ申しまして典型的な「脳梗塞」症状ですね。
しかも奥深い「小脳」レベルです。
加齢の症状と言えばそれまでですが、通常の大脳レベルの様な表立っての自覚症状は殆どありません。
でも・・・生き物としての基本動作が徐々に欠如してきます。
コンピューターで例えれば、O/Sのベースシステムにバグが発生して来ており、俗に言う「西洋医学」では修復不能です。
でも・・・修復方法は有ります。
私、前にも触れましたが医学関係は東北大学医学部加齢研究所に席を置かさせられ、東北大学の稼ぎ頭(別名タレント先生)川島竜太教授(脳化学)達とゴチャゴチャとした研究を屁理屈を並べてやっております。
実は私は、母親譲りの「心臓肥大、心房細動」とベストコンディションで、今迄に3回ほど脳梗塞を喰らっていますが、入院もせずに「何処吹く風」の毎日を送っております。
さすがに2年程前のはきつかったですが。。。
お若いのは大いに結構・・・所詮比較論でして「未だお若いですから」と私も言われておりますが。
オダイジにして下さい・・・ア、この言葉は先生が言う事ですね。
屁理屈男の asuka3h 拝
投稿: asuka3h | 2011年8月 2日 (火) 17時38分
asuka3hさん
いつもいつもありがとうございます。
ご心配なく。私はすでに7,8年前に小脳梗塞を経験しております。2008.4.22「病気博士」(http://satoritorinita.cocolog-nifty.com/satoritorinita/2008/04/post_45b6.html)~時々、めまいやパニック様症状が出現しておりますが、まあさほど困っておりません。
あれは炎天下のゴルフ三昧でした。サッカーの松田選手の心筋梗塞がとても心配です。
投稿: ジャイ | 2011年8月 2日 (火) 23時29分