悟り?
先日、わたしの若い頃に同じ職場でいろいろなことを教えていただいた先輩先生が健診センターを受診されました。ところが、数年ぶりにお会いする先輩の醸し出す空気感が、これまでとまったく違っていて少々戸惑いました。若いときからエネルギッシュで野心家でいつもギラギラしている印象があって、ニコニコしながらも眼光が鋭い圧倒的な威圧感のある先生という印象が、少なくとも前回お会いしたときまではまだあったのです。
でも、今回お会いしたときの第一印象は「小さくなった」。もっと恰幅の良い、大きなカラダというイメージがあったので、「あれ?」と思いました。実際に前回より体重も減っているのでしょう。見事にスリムアップされているため凛々しく若々しく見えました。ただ第一声が「やあ、元気?」ではなく、「○○先生、お元気ですか?いつもお忙しいのでしょ?」で、さらに「奥さんは今もお元気ですか?」「たしかワンちゃんがおられましたよね。お変わりないですか?」・・・先生、どうしたの?何があったの?わたしに敬語ですか?
昔から言葉遣いは丁寧でしたが、それを加味してもどうも違和感が拭い去れません。妙にやさしい物腰と芯から出てきているような慈愛感・・・先生、まさか悟りをひらいてきているんじゃないんでしょうね?イヤですよ、さっさと逝ってしまったりしたら。
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コメント
千葉県で開催された赤峰さんの百姓塾に参加したときで。若い頃から赤峰さんを知ってる方から聴きました。
循環農法が完成していなかった頃の赤峰さんは荒れてギラギラしていて、喧嘩が三度の飯より好き。人が争っていると喜んで割って入り、終いには誰が喧嘩してるのか分からなくなったそうです(笑)。
「それが今や愛だの循環だの説いてるから不思議だ~」
だそうです。
一つの道を極めていった人は突き抜けると「普通の人」になってしまうようです。私が師事している武や書の師匠も謙虚な方々ですが、若い頃の話を聞くと結構ホンマデッか?なエピソードが…(笑)。
投稿: コン | 2011年8月21日 (日) 07時13分
コンさん
おはようございます。お返事遅くなりました。
五十半ばにして亡くなった私のボスも若い頃はかなり激しかったそうですが、私が出合った頃はもうとても温厚な物腰になっていました。人間、そうやって悟りを開いた順に次の世界に昇華して行くのだと思っています。
かく言う私も、とんがりまくっていた昔を知る人は今のニコニコ顔が信じられないと言います。まだ、突然切れるので、昇華には程遠そうですが・・・。
投稿: ジャイ | 2011年8月22日 (月) 08時28分