運動療法は個別か集団か
生活習慣病の生活改善に欠かせないのものが運動ですが、何しろ人間には運動欲がないわけですから、「適当な運動はした方が良い」ということは百も承知であってもなかなか続かないものです。それをどうやったら続けられるのか?と現場は日夜試行錯誤しています。
そんな中でいつも悩まされるのが、個別指導と集団指導はどちらが有効なのかということです。コスト面を考えに入れなければ当然個々人に合ったプログラムを組んで個人的に付きっ切りで指導をしてもらえる個別指導の方が圧倒的に効果がある!と信じていましたが、個別にいつまでも黙々とトレーニングを続けるということは、指導者との相性がたとえ合っていたとしても、かなりの忍耐力を必要とする感じがします。また、個人での達成感というのは周りが認め、賞賛してくれて初めて満たされるものだということを考えると、社会の中に生きる上では何か中途半端な感じがするのは否めませんし、どこか孤独な自己満足感に苛(さいな)まれるかもしれません。
集団形式の指導は、もちろん向き不向きはありますが、周りが居るから続けられるという人間心理にとてもマッチしています。この程度で良いのか、この程度なら続けられるという自信を生じさせ、「面倒くさい」と思ったときも周りがしているから行こうか!という気になるもの。また、初めは赤の他人だった人たちとのコミュニケーションが生まれることが、それ以降の人生に運動効果以上のものをもたらしてくれます。ただし、一律の集団の中のひとりという位置づけに返って不安や孤独感を持つ人は必ず居り、他人のペースに合わせるのが煩わしく感じる人は、おそらくその場から去っていくでしょう。
結局、「効果は個人差」という結論なのでしょうが、運動療法というものは単に運動による身体的効果というだけでなく、社会人としての心理的な満足感の有無を考えることも重要な因子だと思います。
| 固定リンク
|
「心と体」カテゴリの記事
- 甘酒かぁ(2018.04.18)
- 健やか親子21と鷹の爪団(2018.04.16)
- コーヒー好きのヒトに(2018.04.15)
- ニコニコとヘラヘラ(2018.04.11)
- なるほどね。(2018.04.07)
コメント
ジャイ先生
HAPPYのおすそ分けをさせてください…
先日こぼしてしまった仲間の事ですが。
昨日、手術が無事終了しました。彼女の場合、完治を目指すものではなく、治療の効果をあげる為のもの…と、Drから説明があったらしいのですが
「でも、私、完治をめざしていますから!」と言った彼女に、担当Drは
「はい、わかりました!」と答えてくれたそうです。
いい先生に巡り会えたみたいです。
ところでジャイ先生。
その後、ダイエットの成果は、いかがですか。
私は続けている
『カーヴィーダンス』の効果が出てきて…目標まで、あと500㌘です。
以前、ビリー隊長のキャンプに入隊した時は、ハードすぎて、脱走してしまいましたが、
『カーヴィー』の先生はDVDなのに、ちょうどキツイな〜って思うタイミングで
「だいじょうぶ〜?ここをがんばって、乗り越えようね〜」って励ましてくれるので、もうひと頑張りできます。
私もいい先生に巡り会えました。
投稿: 向日葵 | 2011年9月10日 (土) 03時00分
向日葵さん
おはようございます。
朝から明るい話題をありがとうございました。
そのお友達もまた元気の伝道師として生かされておいでですね。元気オーラがぐいぐい感じられます。
ダイエットの件、少々お待ちください(汗)。先日の職員健診で、体重2kg、腹囲3cmアップの現実を見せ付けられ、現在軌道修正中です。目標は12月3日までに体重・腹囲ともに5ポイントダウン!新しいトライを先日から始めました(まだ未公表)。
投稿: ジャイ | 2011年9月10日 (土) 06時45分
うわ…また、2㌔って。。
もう、待てんし。
みんなに言いふらしてやろ…。
投稿: 向日葵 | 2011年9月10日 (土) 07時08分
向日葵さん
くーー (>_<)
投稿: ジャイ | 2011年9月10日 (土) 15時32分