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厳格治療への反省

Nikkei Medical 9月号で<厳格管理vs.緩徐管理>を面白く読みました。『厳格な治療に再考の動き』という序論から始まり、高血圧・糖尿病・脂質異常の治療基準について、その「The lower the better(低ければ低いほど良い)」の考え方が、本当にそれでいいのか?という問題提起です。血圧を「140mmHg未満にすべき」ということに本当はきちんとした根拠はなく、厳格に治療してもしなくても心血管イベントに差がなかった(JATOS試験)とか、糖尿病に対する厳格治療は低血糖の弊害がある一方で心血管イベント抑制効果が示されない試験が相次いだ(ACCORD試験、AVDANCE試験、VADT試験)とかいうデータが示されました。高コレステロール血症でも、リスクの高い人は別にして、脂質以外のリスクがない人まで厳格管理する必要があるのか?という問題点、さらに女性の目標値はどうなるのか?など。

面白いなと思って読んだ後、コピーしてスタッフにも回しました。・・・ただ、わたし的にはどっちが正しいか、ということにはあまり興味がありません。要するに「数字」の問題でしかなく、ただ単に薬を使うべきかどうかを論じているに過ぎないからです。わたしたちのように生活改善への介入を仕事にしている者たちにとっては、どっちにしろ「生活の見直しが必要な連中」なのであり、アドバイザーとしてのかかりつけ医を作ってほしいというスタンスに何ら変わりはないのです。

ただ、あえて云えば、わたし自身です。高血圧症に対してカルシウム拮抗剤を服用していますが、拡張期血圧が最近高め(>90mmHg)なのです。さて、わたしは薬を替えるべきか?あるいは追加すべきか? 早く、だれか、教えてくれんかしら?

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