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あるべきもの

健診の診察をしていて思うことがあります。

健診着のズボンをヘソの上まで引き上げて穿く人は少なくありません。おなかを冷やさないようにという子どもの頃からの習慣なのでしょうか。ただ、その姿を見ていると何かがおかしい。何かのバランスが壊れていて・・・若くてスタイルのよい美人女性でも妙におなかが大きくて不恰好に見えるのです。

あるとき思いがけずその理由がわかりました。それは、その女性がズボンをヘソの下まで下ろしてくれたときです。ヘソが見えた瞬間、突然彼女のおなかが引き締まって格好よいものに変わったのです。あるべきものがあるべき位置にあって初めて、全体の姿を頭の中で立体構築できるのだなと悟りました。ヘソがあるからそこがカラダの中心だということが分かり、それより上がおなかだと分かるけれど、ヘソが隠れた瞬間、おなかがどこまで続いていて、今見えている部分が全体のどの程度なのかということまで見えなくなってしまう・・・そんなことを感じたことはありませんか?ヘソは単なる目印なのかもしれないけれど、ヘソがあるから人のカラダの位置が認識できます。マンガを描いても、人形を想像しても、ヘソのないカラダはどこかしっくりしませんが、どこでもいいのでヘソとして×印をつけた瞬間に急に落ち着くのです。

わたし、できたらそんな存在になりたいんだな・・・とか、思ったりするわけです。

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