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知ってもらっている

廊下の遠い先から、ニコニコ顔で「おはようございま~す!」と大きな声をかけてくれたのは病院幹部のK先生でした。わたしが臨床現場を離れた後に赴任された先生なので、ほとんどお話したことはありませんし、同じ委員会に所属したこともありません。せいぜい、たまに病院全体のセミナーやゴルフ大会などで顔を見かける程度です。そんな先生が、きちんとわたしを「わたし」として認識した上で声をかけてくれている感じがしたので、何かとても嬉しくなりました。ですから、「おはようございます!」・・・わたしの返事も自ずと大きな弾んだ声になってしまいました。

こういうのって、良いな♪と思いました。相手があいさつしたから返事をするというのではなく、自分が目上だとか目下だとかではなく、自らがあいさつをしたいから発するのです。せっかくあいさつしたのに相手が返事しないとか無視したとか、そんなことに一喜一憂してても何の得もありません。たとえ名前も部署も知らなくても毎朝出会う若いスタッフに、自分たちの仲間として「今日も一日頑張ろうな!」という声をかけること・・・自分がやってもらって嬉しかったことはきっと自分がしてあげても嬉しいだろうなと思うから、これからはK先生のような元気な空気の溢れた朝の廊下にしたいものだと思いました。

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