自然の摂理
13歳半になる我が家の愛犬は、最近急に食が細くなりました。先日も朝のフードを半分以上残してしまい、残りを夜に食べる始末。昼間はほとんど寝ていますし、夏バテなのかなぁと心配する私たち夫婦を後目に、涼しい夕方になると「散歩だ!散歩だ!」と跳ね回り、相変わらずリードをグイグイ引っぱって散歩コースを1メートルたりとも端折らせまいと脇目も振らずに歩きます。その姿をみていると、ほとんど何も食べてないのに、その活力はどこから生まれるの?と不思議になります。
そんなときにふとサーテュイン遺伝子のことを思い出しました。生物は3割、4割のカロリー制限をすると長寿遺伝子サーテュインのスイッチがオンになる。もしや、人間も含めた生きとし生けるものは本来歳をとれば自然と食べなくなり、そのことによって勝手にサーテュイン遺伝子のスイッチを入れるように仕組まれているのではないか?種の保存のためなどという高尚な目的があるかどうかは別にして、生体が生きながらえるシステムは勝手に作動するようになっていたのではないか?そんな思いが湧き上がってきたのです。それを、「かわいそうに食べれなくなって弱っていく一方!」と高カロリーのお菓子を与えたり、「食べられないと衰弱するから病院で点滴しましょう」などといって、元気に生きようとする自然の若返り力を奪い取っているのではないのかしら?などと思ったりするわけです。
仔犬のころから食にムラがあって食べたいときにしか食べないくせにいつも無意味に跳ね回ってばかりいる、まだ3歳のワンコが我が家には居ますが、もしや彼女は人間なら百寿者になる素因をもっているということなのかも?
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