サンプルモデル
先日、某医学雑誌に、ある簡易型検査装置の装着例の写真が載っていました。正式の説明書に掲載されている写真の転載なのだそうです。その写真のモデルになっていた若いお嬢さんが黒縁の今流行りのメガネをしていました。ついそこに目が行ってしまったのですが、そのメガネ、写真に写るに当たって、なぜ外さなかったのでしょう?
役者として舞台に立つときに、目が悪いからといって役と関係ないメガネをかけることは当然のことながら御法度です。ライトに光って目の表情が見えないからという理由で、よほどのことがないかぎり役の上でも小道具にメガネを使いません。最近は普通にコンタクトレンズがありますが、学生時代のわたしは見えない目で見えるフリをして拙い演技をしておりました。そういう面倒くさいシテュエーションではないこのサンプルモデルであっても、器械を腰に装着するにあたって何ら意味のないメガネは、外して写るのが当たり前だと思うのですが・・・。おそらくそれ用のモデルさんではなくて、そこいらにいた社員か助手のお嬢さんだと思いますが、それがずっと公の写真として残るのだからこそ、たとえ装置と関係ないことであってもきちんと配慮してほしかったな、と思いました。
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