巻き添え
思い立って、庭の小さな花壇の草抜きを始めました。花壇にはセイジしか植えていないのに、花壇の大部分をセイジもどきの雑草(名前はまったく存じ上げませぬ)が占領していたのです。
妻にどれがセイジでどれが雑草かの区別のポイントを教わり、花壇の真っ只中に入り込みました。花の形、葉の形を確認しながら根本まで茎を追いかけて根っこから抜くわけですが、残念ながら抜いてはいけないセイジの茎も時々抜いてしまったります。「しまった、間違った。まあしょうがないよ。これだけたくさんの雑草とセイジがあるのだから、全壊戦術を企てる限り少しの巻き添えは目をつぶらなきゃ!」と、自分に云って聞かせながら作業を進めました。
「世界を破滅させる悪魔の軍団を壊滅させるための正義の戦いなのだから、一部の一般市民が巻き添えを食うのはいたしかたない」という公式声明を発表する大国の云い分に、「そんな理屈は通らないぞ!大義名分のために尊い人間の命を虫けらのように扱うのか!」と思ったりする自分なのに、なのにこのセイジの茎の巻き添えは良いの?なんで?人間じゃないから?人間じゃダメだけど植物なら良いの?なんで?虫けらなら・・・?
・・・そんな自問自答をしながらひとり黙々と庭の花壇の草抜きをしているごま塩アタマオヤジって・・・面倒くせ~、ってか?
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