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ダンナ

「先生、うちのダンナに、『良い感じのデータが続いているから、今のままで良いです』って云ったでしょ?ダメですよ。だって、『食べてない食べてない』と云いながらどんどん腹が出てくるんだから!わたしが一生懸命食事の管理をしているのに、あれは絶対外で隠れて食べてるんだ!」
「奥さんは料理が上手いし、最近は量も良い感じに減してくれたら、助かってる、ってダンナさんが云ってましたよ。」
「とにかく、もっとうちのダンナには厳しく云ってください。わたしが云っても聞かないんだから!」

うちの健診を受けてくれている60歳前後のご夫婦の、奥さんとの会話です。彼らとはもう長いつき合いになります。ダンナさんのメタボのお腹と生活習慣病を改善させるために奥さんがうちの運動施設に連れてきたのです。おかげで、肺気腫のCTを前に禁煙を成功させましたし、忙しい仕事の合間を縫っての運動もコンスタントに続けています。まだまだ内臓脂肪は多いのですが、検査データも良くなって、頑張ってるなぁと思ってみていました。

一家の大黒柱がいつまでも元気でいてほしい、という思いで口うるさいのだろう、とスタッフの皆が思っているようですが、今回の会話でわたしの印象はちょっと変わりました。彼女は、いつまでも若くてカッコいいダンナさんであってほしい、自分が出会って惚れたころのスマートでダンディな男に戻ってほしい、と強く願っているのだろうなと思います。「今日は出てくる前に、ダンナの大きな腹をポンポンと叩いてきてやりました」と笑う彼女の乙女心を、そっと拝見させていただいた気がしました。

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