国語力
「自分なりの答え」が出せる子どもに育てよう~国語に必要なのは、文章力、表現力、考える力の3つですが、中でも「考える力」は欠かせないものです。(後略)・・・『10歳までの子育ての教科書』の「『国語力』の育て方編」(芦永奈雄先生)P94~を読みながら、わたしの高校時代のことを思い出しました。
夏休みの読書感想文の宿題に開高健のなんたらいう短編小説を選びました。基本的に陳腐なことがキライなので指定図書を読んで分かりきったことを書きたくなかったがための選択でした。ありがちな、後ろの解説文を引用して感想文を書くような姑息なことはせず、きちんと読んできちんと感想文を書きました。ところが、2学期の国語のテストにこの開高健の小説の一部が出題されていました。ラッキーと思いました。良く覚えているフレーズです。すいすいすいっと回答しました。ところが、半分以上が×でした。「傍線の部分の主人公の心情に合うのはどれか?」「傍線部分の言葉を主人公はどういう気持ちで言っていると思うか?」などの設問でした。赤いペケ印ばかりついた答案用紙を返してもらってもう一度考え直したけれど、どう考えても自分の方が合っている、いや百歩譲って模範解答が合っているとしても自分の答えも間違いではないはず・・・面倒くさいので国語の担当のS先生に文句を云いに行くことはしませんでしたが、あのときの理不尽なやるせなさは今でも忘れません。
それ以降も変わらずに国語は大好きでしたが、あのときから国語のテストは大嫌いになりました。
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